精神科の入院生活
皆さまこんにちは😊
宝塚の花組の千秋楽が無事に幕を閉じたことへの安心感と退団者の皆さまへの感謝の気持ちでいっぱいのchinapyonです🌸
さて、今回は精神科の入院生活についてお話ししようと思います。
入院、と聞くと内科や外科のイメージが強いですがちゃんと精神科の単科の病院もあるんですよ。
なんでもない一日のスケジュールをお話ししようと思います♪
8:00の朝食から一日がスタートです。
起床時間は特に決められていません。
朝食は栄養科さんの人数が少ないせいか、若干貧相な印象がありますが...笑
でもこの病院、お食事がとーっても美味しいんです!
味付けも薄いと感じたことはないし、ボリュームもたっぷりで満足感を覚えます♪
その後は、朝食後のお薬を飲み、バイタルを測るため今日の一日の担当看護師さんがお部屋に来てくれます。
お小水と便の回数、睡眠状況、今の気分など簡単にお話しします。
私の場合は隔離中なので洗面をする時もお部屋を出る時は必ず看護師さんが付き添います。
また、ひとりでは歩くことができないので、車椅子で洗面所まで連れて行ってもくれます。
きれいさっぱり、洗面を終えたら、12:00の昼食までお部屋でお休みです。
主治医の許可が下りれば、この間にみんなでストレッチをしたり、売店へお菓子を買いに行ったりします。
水曜日は9:30から心理の時間。
心理士さんと一対一でお話しします。
さすが心理士さんと言いたくなるほど、いろんな方向から話題が出てきます。
認知行動療法も行います。
話題は堅苦しいものではなく、たわいもない会話だったり、私の趣味のお話、時には相談にものってくれます。
そして12:00の昼食。
この病院は三食のうち昼食がいちばん豪華です。
そして私はこの時間がいちばん好きです(笑)
昼食後のお薬を飲んだら、看護師さんたちも順番に休憩に入ります。
私たちも休憩です。
私は11:30-14:30が『解放観察』と言って、隔離中の人が唯一お部屋の鍵を開けてもらえる時間なので、ここぞとばかりにホールへ行ってテレビを見たり、看護師さんとお散歩に行ったり...活動的になります。
14:30になると強制的にお部屋へ戻ります。
私の場合、スマホと本の持ち込みが許可されているので、ありがたいことに退屈はしません。
大体二日で二冊弱の小説を読みます。
小説が私の心をほぐしてくれます。
これもまた主治医の許可が必要ですが、14:00からは集団散歩があり、15:00からは『OT』と言って、作業療法士さんと一緒に作業療法を行います。
作業療法は塗り絵をしたり、アイロンビーズで何かを作ったり、折り紙を折ったり....
いろんなことをみんなでやって、楽しみながら自律神経だったり気持ち的な部分を緩和させるものです。
診察日はこの間に診察が行われます。
先生とじっくりお話ししながら、心の弱った部分をほぐしていきます。
先生とお話ししていると不思議と涙がこぼれます。
信頼できる主治医に出会えて心から良かったなぁと感じます。
18:00になると夕食の時間です。
美味しいお食事をいただいてから、お薬を飲みお部屋で休憩です。
20:30から順番に寝る前のお薬が配られます。
そして22:00に消灯。
....とこんな感じです!
ちなみにお風呂は週三回、火木土で時間も制限があります。
洗濯も自分でされる方は洗濯をしています。
意外と他の患者さんたちとの絡みもあったりします。
看護師さんも声をかけると時間を作って、ゆっくりと相談にのってくれます。
時間とお薬と相談が基本的な治療ですが、こういった規則正しい生活を送ることも大切なのだな、と感じます。
ゆーっくりとした時間が流れる中、精神科なので急に暴れ出す患者さんがいたり、大声で叫ばれたり、まぁいろいろありますが(笑)すぐに慣れます。
いかがでしたでしょうか?
あくまでも私が入院している病院の、病棟の、スケジュールですので、一概に全部の病院がこうです、とは言えませんが、読者さまに参考になる内容であったら幸いです♪
こんな生活も八ヶ月を過ぎました。
いつまでこの生活が続くのだろうと不安な気持ちもありますが、何かあれば看護師さんが必ず助けてくれる、と思うと心強いです。
これから精神科に入院するという方にも、そうでない方にも、こんな生活を送っている人間がいるということを知ってほしいです。
5月10日のお花は「ヤグルマギク」です🌸
花言葉:デリカシー
人類と関係の長い花で、ツタンカーメンの棺から発見されており、3300年前には生育していたようです。
入院中も集団生活なのでちっちゃな社会が出来ます。
たとえ心の病を抱えていたとしても、多少のデリカシーはあったほうがいいですね。
それが難しい科であることは間違いないのですが...笑
🌸chinapyon🌸